竹岡沖のカワハギ、木っ端ハギ多く針掛け困難

10月9日(日)、大津港の小川丸からカワハギに行ってきた。
8月後半から5釣行連続クーラー満タン!毎釣行、後半は自主規制モードとなり、只今、コマセ釣り系が史上これまでに無いほど絶好調なのだが!?さ〜て今週もまた3連休、何やりましょうかね〜。先週、ご一緒したIさんはコマセシャクリの王道を極めるべく土曜日に花鯛狙いで再出撃とのこと。う〜ん、どうしよう?迷うところだが、実はまた腰痛の状態が思わしくなく、水曜が状態最悪で会社も休む始末・・・でも釣りは休みません。(笑)かみさんと相談してみると、花鯛もメッチャ美味しいけど、毎週だと有り難味がなくなっちゃうしね〜。(贅沢!)で、色々な状況を総合して考えた結果、出した結論は久々のカワハギ釣り。選択理由@3連休中日の釣行なら初日にアサリの調達が可能。(会社が移転した関係で、今は以前のように金曜日のアサリ調達が不可能。)A腰痛の回復具合から土曜より日曜の方が良さそう。Bカワハギなら釣れ過ぎて帰りがツラくなる可能性が低い。C従って、帰宅後の仕事も短時間で済む。D初心に返るシリーズで春にシロギスやったので、秋はカワハギに最低でも1回、自作和竿もたまには使ってあげなきゃ!ということで、今週は連続クーラー満タン記録を自ら打ち崩すべくカワハギ釣りに志願である。前日、上手いこと一発でアサリの調達に成功。モノはいつもの富津産、量り売りで2Kgと言ったら、おにいさん多めに入れてくれて、家で量ったら2.2Kgと1割り増しはありがたい。粒の大きさも最適で申し分無し、剥きながらズガガガガッ!を想像してご満悦、こうしてカワハギ釣りは前日から始まっているのであった。久々の自作和竿も繋ぎをチェックし、ピカピカに磨いて出動準備OK。針は数年前に売るほど結んであるのでそれをそのまま使用。たまに違う釣りやると忘れ物しそうなので、釣りを始めるところから頭の中でシミュレーションして、アレOK!コレOK!おっと塩忘れてるじゃん!とまさに遠足前日の低学年状態。今朝も目覚ましよりだいぶ早くに目が覚め、いつもの時間に出発。3連休中日はデフォルト混雑なのだろうけど京急の車内は普段の週末と同じかちょっと多いくらいかな?6時20分、船宿に到着し釣り座札の掛かった船形を見るとなんだか妙な状態!?


最先端の技術を駆使したハイテクロッドが主流の中、私の相棒はコレ。たまには使って上げないとね。

前日に2.2Kg剥いてきて餌だけはカンペキ!と思ったのだが、実釣に入ると・・・。

恐るべし3連休中日、店に着いた時点で既にアジ船とタチウオ船は札が1枚も残ってませんでした。

アジ船とタチウオ船の船形が丸裸なので、今日ってカワハギ船しか出ないの?と一瞬寝ボケて錯覚したが、そんなはずは無し。2船とも既に満船、札は1枚も残っておらず、恐るべし3連休中日。一方のカワハギ船は右舷トモが2枚抜けているだけ。うっそ〜!基本北風上げ潮なので定石はオモテっ側?右か左か迷ったが、今日は何となく左舷ミヨシ1番を抜いて受付を済ませた。1年ほど前からスタンプカードが10個満タンになっていたのだが、その後、震災の影響やらでそのまま使わず財布の中に眠っていたのを思い出し、今日は大盛況なのもあり使わせてもらっていいですか?だが、これまでの経験上、無料乗船させて頂いて釣れた例は無い!(笑)カワハギ場は竿入れの時間が遅いので出船時刻は他船より遅い7時45分。準備も整い左右5名づつの10名を乗せ、貴光船長の操舵で出船となった。被りそうなので早々にキャビンに避難。竹岡沖はだいぶ大貫寄りの場所でスローダウン。位置取りが決まると8時13分、本日第1投目。北北東の風で海上は凪、ピンピンでは無いが澄み気味の潮で悪く無さそう。水深14mの浅場からスタートすると、すぐに型は出たそうだが、1投、2投とこちら生体反応ゼロ。約10分間で4回入れたが外道のアタリ1回のみで回収指示。更に南下すること浦賀水道航路2番赤ブイの北東面、水深22mから再開。おっかしいな、序盤戦、アタリが遠くて暖簾に腕押し状態。1週間くらい前まではトップ60枚、70枚釣れていたなんてウソみたい。潮周りは大潮前の中潮最終日で干潮が9時頃、満潮が15時過ぎの予報。この時間、下げ残りがあるのかな?と思いきや、けっこうまともな下げ潮で釣り座は完全裏目。と言っても潮先でガンガン当たってる訳でもないので、とりあえず、どうやったらアタリ出るのか、今日のパターンを探すのが先決。2回目の流しは水深25m前後。開始30分以上経過した8時50分、何度かやられた後、辛うじて針掛かりしたのは15cmあるかないかの木っ端ハギ。流しの途中でアタリが集中する時間と気配も出ない時間がはっきりしており、カワハギは広範囲に散らばって小規模な群れが点々としている様子。しかもようやく針掛かりできたのが15cm級なので、これより小さいカワハギも相当数居るものと思われ、何となく序盤から苦戦の様相。


場所は竹岡沖、カワハギは一時の塊が無くなってしまい、船団まとまらず各船大流しの拾い釣り。

1枚目ゲットの直後に同級1枚追加で2枚となったが、ここで暫く足踏み状態が続くことに。外道が多く、良い日は仕掛けを入れるとまっ先にカワハギのアタリが出るのだが、今日はそうは行かない。外道を避けながらカワハギのアタリを探すのだが、ウン?とソレらしき触りを捉えると本アタリまで持ち込む前に尽く丸裸のツンツルテン。満を持して前日にアサリを剥いて来たのはいいが、よく見るとベロが小さめのミルキータイプの品物で、コレはっきり言ってハズレ品。アサリ剥いて来るのもけっこうリスクがあって、購入して剥いてみるまで身質は分かりませんからねぇ。今日みたいな木っ端を針掛かりまで持ち込むのはタダでも難しいのに餌がダメだと更に困難。むしろ塩漬けにして多少硬くなったくらいの方が向いているのだが。キモの中で針先が落ち着かないので入れても入れても取られ放題。参っちゃったね〜。9時半を回ったところ、エンジンの回転数を上げて西に走る船長。今日は久比里の船が見えず、全船剣崎沖に集結だろうか?一瞬、本船も剣崎沖まで大移動かと思われたが方向が真西。到着したのは浦賀水道航路1番緑ブイの際。ここも落ちて来ると入れアタリになる場所なのだが今日はどうだろう?ちょっと深いです、35m!とのアナウンスで再開するとマーカーは38m以上出て止まり。釣りを始めると、こちら上っ側は上げ潮で前突っ込みだが、下が違ってて強烈な二枚潮。従って、底取り後に叩きを入れてゼロテンションを作ろうとしても道糸が際限なく出て行ってしまって全然ダメ、得意技がまったく使えない状態。そんな中、底付近はトラベラパラダイスでオモリ着けた瞬間プルプルプルッ。宙をやると食ってくるのはウマヅラ。1、2m上で2回掛けたが巻き上げ中に外れ。船中、けっこう上がっていたし、引きからしてもウマヅラに間違いないだろう。何度か筋を替えて攻めてみたが、カワハギの気配は一度も得られず、再び竹岡沖へと戻る。10時30分、大貫寄りの浅場で再開。水深11m前後。流し始めは生体反応まったく出なかったものの、しばらく流し込んで行くとカワハギらしきアタリが出始め、やっぱりこっちの方が居るには居るようだが・・・。この竿は穂先の目感度が良くて、上から突かれるアタリもハッキリ取れるのだが、だからと言って釣れるかどうかは別問題。


皆さん苦戦中。木っ端の攻撃で丸裸の連続かと思えば、いきなり大型がガツン。竹岡沖ならではの難易度A。

10時50分、やっとのことで針掛かりしたのはまたしても同級。約2時間振りの追加で3枚目。(汗)その直後、これまた辛うじての針掛かりで4枚目。どういう訳か1枚釣れるともう1枚までは続くけどね。しかし、今日は辛うじて掛かっちゃったのばかりで、ちゃんと本アタリを見極めてタイミングドンピシャのズガガガガッ!っていう会心のアワセが1度も無く、小型に翻弄されっ放しで、掴み所というか確信がまったく持てない状態。こっち主導に持って来るには如何せんもうちょっと魚が大きくないと・・・。ちなみに針は大のお気に入り、HAYABUSA『速掛カワハギ』5号。4.5号という番手もあるのでワンランク落としても良いのだが、落とした途端、大型が食って来て悔しい思いをさせられるのがここ竹岡沖。餌の大きさとのバランスもあり5号で続行。11時半、モゾッという独特の前アタリから、送り込み気味に本アタリに移行、今日イチのアワセが決まって会心のヒット。コレですよコレ!こうじゃなきゃ!この和竿の調子はD社流に言うと1322、途中、強い叩き込みを殺して取り込んだのは26.5cm、5号のハゲ針が素手では外せないほど唇やや奥にガッチリと食い込む。これがあるからね〜。しかも竹岡沖ではこんなもんじゃないモンスター級も潜んでおり、木っ端ハギと同じ場所で食ってきたりするので油断できない。釣り的には20cm前後級主体に食ってくれると一番楽で簡単なのだが、得てして当地では極小主体にたまに大型という釣りが少なくない。これがここのカワハギ釣りの難しさであり特性である。さて、会心の1枚の後、入れれば殆どカワハギのアタリで、相変わらず本アタリの前に丸裸を挟みつつ、ヒーヒー言いながらお昼の時点で7枚。前日もキビシかったようで達人Uさんでさえ12枚だから、今日も午後からポツポツ拾って12枚ないし、よほど状況が好転でもしない限り20枚到達は難しいだろう。今日は一日通してカワハギのアタリが続く時間と気配も出ない時間が比較的極端で、アタリが続く時間であっても針に掛かるのは4回に1回、そのうちバレずに上がるのは3回に1回?ってことは検知したアタリ12回に対して1枚ペース?確かにそんなとこかもしれない。とにかく掛からないし掛かってもバレが異常に多い。


今日は外道が多く、それも難しさに拍車を掛け・・・。もうちょっと大きくなってから釣れてね・・・。

水深14m、12時半過ぎた辺りから少し活発にアタリが出始め、ポツポツ食わせて12時50分、ようやくのツ抜け達成。24、5cm級も2枚交えて少しカワハギ釣りらしい時間を楽しめたがこれも長くは続かず。13時以降、相変わらず餌の消費だけは進んで、このペースだと使い切っちゃう勢い。スゴイ根の中、本日初の根掛かりでオモリ1個ロスト。岩礁帯でカワハギに似た引きで上がって来るのは圧倒的にベラが多く、最初のアタリですぐに針掛かりして来るのはカサゴ。24cm級の少々良型も顔出してくれてラッキー。宙を狙ってもパッとせず。1回4m上でアタリが出たが、執拗に着いて来ないのでカワハギじゃなさそう。それにしても上げ潮はいったい何処へ行っちゃたのか、今日はまったくまともに上げ潮が効いてくれず読み大ハズレ。13時半、一度、大貫沖方面に様子を見に行ったが2流しほどして、アタリ1回、けっこう良さ気なアタリを出したが、見事に掛け損なってしまいそれっきり。あ〜ヘタクソ!他のお客さんも型見れないようで再び南下。船長、終盤も走りますね〜!再開するも今度は潮と風が合わず、下げ潮速く船西向いちゃったもんだから釣りにならず。なんやかんやで約1時間、12枚のまま足踏み状態。そろそろ大詰めとなった14時、再び航路2番赤ブイ方面に走る船長。こちら僚船が数隻操業中だが見た感じパッとせず。道具を入れると上っ側だけ下げ潮ガンガンで下は何にも無し。カ〜ッ!ダメだこりゃ!ここでもしつこく宙を試すが、今日はまったくカワハギ浮いておらず、そもそもご機嫌が斜めの様子。一発も当たらないなんて珍しい。ここも外道が多いが、粘り強くアタリを出しに行くと居るには居るようでポッツンポッツンやる気の無い食いに上手く行くと引っ掛かる感じで、2枚だけ追加の14枚。あと1枚と思って最後ギリギリまで入れ替えてみたが14時50分、本日の対戦は終了。カワハギ釣りをしょっちゅうやっていると、今日のような日は珍しくも何とも無いが、中10ヶ月の久し振りの釣りでこの展開は神経から疲労してドッと堪えるのであった。こういう日があるから釣れる日もあり、1回やっちゃうとまたやりたくなるのがカワハギ釣りの麻薬的性質。手放しに楽しい!では無いこのディープな世界は普遍なのであった。


本日の釣果、カワハギ 14枚(15〜26.5cm)で20cm超は4枚、カサゴ 4尾(17〜24cm)のみ持ち帰り。他、ベラ類、トラギス類、ニシキハゼ、サビハゼ、小ダイ、シマダイなど多数放流。一日中、木っ端ハギと対峙して神経が疲れました〜!

【船宿HPコメント】
今日も朝方のエサ捕りは活発でしたが、針掛かりは困難で苦戦でした・・。何時もと同様に何処の場所でも顔は出しましたがバリバリとは行きませんでした。今後は水温が下がり始めれば群れが固まると思います!竿頭14枚が3名様でした!外道にはウマズラ・マダイ・イシダイ・カゴカキダイ・ウスバハギ・トラギス・カサゴ・メゴチ・ショウサイフグ・サバフグ・キタマクラ・サクラダイ・へんてこな魚・など超多彩です。 貴光船長


キモ好きの方が聞いたら怒られそうですが、我が家は基本キモ食べないんです。が、せっかく見事なキモが入ってたので、珍しく肝和えで賞味。う〜ん、たまにはいいかな。でももういいわ。(笑)右は明太子和えととろろ昆布和え。普通に美味しいといえば美味しいのですが、明太子や昆布の塩分が身の水分を引き出してしまい、時間が経つほどに水っぽくなってしまい、なるほど・・ひとつ学習。昆布〆にしてからやった方が絶対に美味しいでしょうね。小型は半身でフライにする予定。こちらは間違い無いでしょう。

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